デルタアタック☆
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|DATE: 11/08/2012 02:49:07▲

ファイナルファンタジーシリーズ、FF4メーガス三姉妹パロで「お色気デルタアタック」です(*´ω`*)
FF4では敵キャラだったのが、FFXでは召喚獣でなぜか昆虫ぽくなってた三姉妹。
なのでコスは4で翅と触角は10から使用しました。
[ はすの ]
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|DATE: 11/29/2012 18:36:04▲

サイレントメビウスパロですv
(とちゃんと言わないと気づいてもらえないと思ったのでまずは元ネタ宣言から)
ホントは女の子4人のつもりがvvいのちゃんに代わりネジ美さんに代役を務めていただきましたv結果これでよかったのだと信じておりますv( *`ω´)
可愛いヒナタ様が並ぶなか、こんなモノモノしいのをぶっこんですみませんvヽ(・∀・)ノ
ゲスト様投稿が増えるたび嬉しくてルンバを踊りだす勢いですv
本当にありがとうございますv
残り一ヶ月も皆様と共にヒナタ様愛でまっしぐらしたいですv
[ はすの ]
はじめてのともだち
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|DATE: 12/08/2012 16:26:40▲
「お外は体に悪いんだよ ここでヒナタとお遊びして」
「あなた病気なの?」
「お外に行くと病気になるからここにいるの」
「こんな所にいた方が病気になるよ!!」
このツッコミ何度聞いても笑えるよね!
昔某方がサクラもヒナタもアリスだと言われてたので☆
[ 重吉 ]
「初めての友達」
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|DATE: 12/09/2012 00:54:18▲
- [ 本文 ]
-
どうやら裏で糸を引いていたであろうヒザシが行方をくらませたので
件の子供がいかにして城に入り込んだかは結局判らずじまいだった。
決しておざなりにしていい問題ではないがそんなことよりも、
ヒナタの最初の反抗が「城を出る」という最大の禁忌だったことが
何よりネジを慄然とさせた。
王女のようにかしずかれ、不便や苦痛、恐怖の一切を知らずに育ったヒナタが
ただ一人の「自分以外」であり「従者」であり「家族」であったネジに頬を打たれ
悲しみか驚きか痛みか、静かに戦き涙を流してもネジの怒りは治まらなかった。
小鳥のように震えるヒナタの腕を掴み、それこそ57年目にして初めて部屋から出した。
ヒナタが焦がれた未知の「世界」が、いかに醜悪で残酷かその目に見せ付けるために。
意外な機転を利かせてまんまと人間の子供を逃がした後ずっと
しくしく泣いていたヒナタは、城の地下牢まで文字通り引き摺られ
自室にあるそれとは似ても似つかぬ鉄格子の向こう側に
かろうじて呼吸するいきものを認めて小さく悲鳴を上げた。
「よく見なさい」
完全に血の気を失ったヒナタに、ネジは容赦なく言う。
「外の世界に出て、陽射を浴びればあなたもああなる」
それは全身が卓上の獣肉のように焼け焦げて、
血の赤と肌の黒、所々に骨の白でしか判別できない男の姿だった。
本当は違う。
おそらくヒナタにとって陽光は綺麗に澄んだ水のようなものだ。
目に美しく肌に心地よく、潜れば吸気を隔たれるが
水から上がれば何ら危険はないと本能的に知れるもの。
もしも意思を持って影に逃げず苦しみに耐えてもいずれ気を失い
「蝙蝠」がひとりでに影を探し、主の体を護って事なきを得るだろう。
太陽の光でこんな火傷を負うことができたバンパイアなど
永き日向の歴史を振り返ってもネジは一人しか知らない。
転生したばかりの我が子に折れた羽根をかざして三ヶ月間、
灼熱の砂漠に骨まで焼かれながら正気を失わなかった男。
今この地下牢で一人死を待つヒナタの父以外に、ネジは知らない。
しかしネジはヒナタの恐怖心を煽り立てるように
――さしずめ人間の親が幼い子供にしつけの目的で
「悪さをすると吸血鬼がさらいに来るよ」とでも言うように、
「外に出ればあなたもああなる」と繰り返し言い聞かせた。
…でも、
吐息のような声でヒナタは言った。
でもあの子はきれいだった。
目は六連星のように煌き、
頬はエデンローズのように愛らしく、
唇は果実のように可憐で
その全てが生気に満ちていた。
「おそとで遊べば、ヒナタもすぐ元気になるよ、…って」
ぼたぼたと涙をこぼして独り言のように呟くヒナタは
ああ私はなんて馬鹿な期待をしたんだろうという顔で
しゃくり上げながら幼い夢に絶望した。
「ごめんなさい…」
あんな子にだまされて、危ない目に遭うところだった―――
眩しい外の世界になど、浅はかにもあこがれたなんて―――
ごめんなさい
ごめんなさい
ごめんなさい
もうぜったいに、
言いつけに背いたりしません
眉間にしわを寄せ歯噛みするように泣きじゃくる姿を見てネジは
ヒナタがすっかりネジの思う通りに落着したと安堵するばかりか
伯父と従妹に対する非道な振る舞いを恥じさえしたのに
だから、サクラちゃんには
「サクラちゃんには、何もしないで」
ヒナタの口からネジの知らぬ名を聞いた時、やはりあの子供は追うべきだったのだと舌打ちした。
ヒナタが二度目の「純化」を遂げ、父が遺した「黄金の牙」を手に宿縁の戦いへ身を投じた後
世界屈指のバンパイアハンターとなった「初めての友達」とあいまみえるのは…また別の話。
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